『ゆっくり発酵スコーンとざっくりビスコッティ』
最近、家で糖質を控えるようになったので、以前ほどパンを焼かなくなってしまったのですが、高橋雅子さんの『少しのイーストでゆっくり発酵パン』(2007年1月PARCO刊)がきっかけで粉もんに燃えました。10年ンくらいまえですね。
この本の素晴らしいのはイーストを少な目で発酵させるので夜寝る前に仕込んで、翌朝焼きましょうというサイクルでやるので、時間が効率的に使えること。レシピも基本のプチパンからハード系までひととおり網羅されているのでこれ一冊でいろいろ試せました。高橋さんの本がすっかり気に入ってしまったので『ゆっくり発酵スコーンとざっくりビスコッティ』と『ゆっくり発酵ベーグル』も買いました。
スコーンとビスコッティはボールとカードだけでできるので、パンよりもお手軽です。スコーンはこの本のレシピでつくると層ができて、いいカンジの食感になりました。ビスコッティは2回焼きますが、発酵もいらないのでさらに簡単かもしれません。
ベーグルはねじてつなぐ成形とお湯で茹でるケトリングという工程が達成感があって楽しいです。
手作りパンやベーグルがハードル高いと感じる方は、『スコーン・・・』が粉もん入門書としてはよいと思います。こねる台とかいらないので。(624字)