『とっておきのオードブル・バイブル』
昭和の人間なので、ナツメ社というとPC/ITの出版社だったイメージがあるのですが、分厚くて、けっこうカラフルなレシピ本を出しています。
分厚い割にリーゾナブル(2500円)なので買ってしまった。2012年10月発行でなんと10刷りというからけっこう売れてるようです。柴田書店などに比べると1000円くらい安い印象です。
構成はフレンチレシピ素材別(野菜54品+魚介39品+肉40品)、フレンチレシピ料理別(スープ・ブラマンジェ・スクランブルエッグ16品+カルパッチョ・サラダ19品+タルト・キッシュベニエ14品+煮込み4品+グリル他焼き物7品)、イタリアンレシピ37品、和食のレシピ(春の料理7品+夏7品+秋7品+冬7品+中華風アレンジ4品)、アジアンレシピ(28品)と、フレンチメインですが、各国料理をカバーしてバリエーションがあって楽しめます。
レシピの著者は、フレンチ「ルスプートニク」の高橋雄二郎、フレンチ「アニュ ルトルヴェ ヴー」の下野昌平、フレンチ「スゥリル」の湯澤貴博、イタリアン「リストランテ・ラバリックトウキョー」の伊藤延吉、和食「虎白」の小泉功二、アジア料理「カサブランカシルク」の岩谷純。
オードブルに特化していて、てんこ盛りなのでバラバラめくっていると、いろんな発見やヒントを思いついたりと飽きません。いまふうにいうとPinterestみたいなもんでしょうか。Pinterestとちがって巻末に素材別インデックスがあるので、アンディーブとか、フェンネルとか、ビーツとか普段使わない野菜どうするんだっけ?みたいなことを妄想したりできて、個人的には買って正解でした。
コラムでシェフたちの盛り付けのポイントも紹介されていて、興味深いっす。立ち読みして気に入ったら一家に一冊ものかも?!(754字)