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『新版ごはんとおかずのルネサンス』基本編

代官山のイルプルーというフランス菓子のパティシエ弓田亨さんと椎名眞知子さんの本。新版とありますが、2010年に改訂版として出された本。

レシピ本でありながら、お二人の提唱するルネサンスごはんの哲学書といえるような気合いの入った本。

基本の考えは

1)先人の日本の食、素材に立ち返る

2)いりこを中心、昆布、鰹節など合わせて出しをとり、全部食べる

3)灰汁抜き、下茹でしない

4)砂糖・みりんは使わない

5)味噌の重要さを再認識

6)化学製塩をやめ、海塩、岩塩を使う。

ということ。1と4と6は、『医学不要論』などで知られる内海医師の主張と同じです。砂糖・みりんを使わないと多くの和食レシピがNGとなりますが、パティシエの著者が断言しているのは注目に値するのではないでしょうか。

料理法としても、冷凍保存ダメ、電子レンジダメ、圧力鍋ダメと栄養素を破壊するのはNGだそうです。

ごはんを炊くのも、玄米とタイ米をミックスして、いりこ、昆布、岩塩、スペイン産アーモンド、オリーブオイルと一緒にという初めてみたらビックリのレシピです。

お子さんがアトピーとかで困っているお母さんはいちど参考にされたらいいのではないでしょうか。(657字)

 

ごはんとおかずのルネサンス 誰もが忘れていた日本の真実の味わい 〔基本編〕 (ごはんとおかずのルネサンスプロジェクト)