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『瀬戸内「やまくに」のいりこで毎日おかず』

内田さんの『やさい塾・・・』がよかったので、和食関連は素材などアプローチしている方が参考になるのではと思っていたところ、たまたま見つけたのがこの本。2016年4月女子栄養大学出版部刊(シブい)。

最近ダシは、昆布といりこを一晩二晩水出しして使っていたので、気になってゲットしました。

「やまくに」は香川県のひうち灘のカタクチイワシで明治20年創業の会社なのだそうです。うちは長崎県産を使っているので、今度在庫なくなったら「やまくに」を探してみようと思いますが、レシピによると1Lで5尾分というのでけっこう大きい立派なサイズなのではと思われます。

 ふつう1Lに10gと言われていますので、サイズが小さいうちの長崎産では5尾というより、ひとつかみって感じです。ワタもエラもとらずにいれしまっているから、味変わるかな〜と、ワタとエラをとって軽くフライパンで炒めて、パリパリさせて水出ししてみました。たしかに雑味がないけれども、上品すぎるかも。煮出してみてもあまりかわりません。

昆布ダシを加えるとさらに上品になった印象。 昆布といえば60度で1時間というのが実験でもっともよいという話がありますので、これは炊飯器の保温で鶏ハム作ったりしたので(70度くらい?)、保温でやってみましたが、炊飯器3合炊きに替えてしまったので、保温力がないので、温度が少し低かったかも。こちらも要研究ですね。佐々木のご主人は昆布はレシピの倍くらいいっちゃって下さいとどっかで書いてましたね。

 本の内容ですが、「基礎知識」と「毎日のごはん」と「いりこ活用術」の3部構成。基礎知識は「やまくに」さんの紹介やダシのとり方。ごはんのレシピは「おみそ汁とお吸い物」が5品、「いりこだしで毎日おかず」が16品、「ボリューム満点のごはんもの&麺」が10品、「いりこだしを味わうスープ&鍋」11品と盛り沢山です。さっそくおでんを試しました。きゅうりのレモンスープとか暑くなったら試したいです。

 活用術にはいりこをお酒、醤油、ポン酢、オリーブオイルなどに漬けて、たれとして使いましょうという応用編。だしがらの再利用レシピなどもあって、ぜんぶ頂きましょうというスタンスが好感が持てます。弓田さんのルネサンスごはんにも共通していますね。

 (なぜかアマゾンでは大型本となってますが)A5判とこぶりで1200円112Pながら盛り沢山でオススメです。(1082字)

 

瀬戸内「やまくに」のいりこで毎日おかず

瀬戸内「やまくに」のいりこで毎日おかず